Sunday, May 18, 2014

Life of Pi

10点満点で7点~7.5点ぐらい。

CGとか3Dを使って映像技術を全面的に押し出した作品はどちらかと言うと苦手。フィクション色の強い作品も苦手。自分はどちらかと言えばドキュメンタリーや事実に基づいた作品の方がその世界に引き込まれやすい傾向がある。

解説がないとけっこう意味不明な暗喩に満ち溢れた哲学的なお話です。

Waltz with Bashir

10点満点で6.5とか7点ぐらいかな。ABC評価で言うとC+とかB-とか。

大学のDocumentary Filmsの授業で見せられてその時全然好きじゃなかったんだけど、町山さんが番組で取り上げていて、アカデミー賞も取っているとの話だったので見直してみた。

パレスチナ戦争の話です。殺された側にとって残酷なはもちろんのこと、殺す側にとっても筆舌に尽くしがたい体験であり、無意識のうちにその記憶が無くなってしまうことがあるらしい。

Midnight in Paris

アート好き、旅行好きにはたまらん一作。9点~9.5点ぐらいあげてもいい。

1920年代のパリにタイムスリップするというハチャメチャな内容で、どう着地させるのかとちょっと不安になったが、意外ときれいなラストだった。町山さんが仰っていたように、ノスタルジアの功罪みたいなものがこの作品を貫く主題になっていると思った。最後のシーンで主人公と女の人が「パリという街は雨の中を歩くのが最高なんだよ!」と言っていたのがとても粋で気に入った。

ウッディ・アレンの作品は自分にとって初めて。最近は駄作が続いていたのだが、この作品は久しぶりのヒットなのだとか。

Blue Valentine

記念すべき第1回。あえて10点満点で得点つけます。えーと、8.5点ぐらいかな。

あらすじは省略。町山さんと宇多丸、両方のラジオ聴いたけど町山さんの方がおススメです。恋愛ものと言ってもラブラブな時代だけを描いたメロドラマのようなものではなく、付き合い始めたころから7年後のすれ違い、二人の間の溝が取り返しのないほど深くなっていく様を描いた映画。現在と過去を交互に見せるところがミソ。

現在の複雑な状況があるだけにロマンチックな出会いと二人が結ばれる経緯が泣ける。あらすじ聴いただけではわからんかったけど、娘さんは恐らく二人の子供ではないんだよね。

ケチをつけるとすれば…ひとつはラストシーンがちょっと中途半端。たぶん、別れることになるっぽいんだけどあまりにも唐突に終わってしまって「あれ監督、何か最後に言いたいことないの?」って感じ。もうひとつはどうせなら現在、二人の愛が冷めてしまっている理由と言うか背景をもっと詳しく知りたかったなー、と言うか。まあ、旦那さんが塗装の仕事してて奥さんが看護士だかでけっこうなステータスの差異があり、それが年月を経て軋轢を生んでしまったっていうのはわかってるんだけど。いまいち説得力に欠ける。

この映画を観てて思い出したのは『クレイマー・クレイマー』比べてどうこうってもんじゃないけど、こっちは10点満点つけます(基準は何回も見直せる、自分の人生における屈指の大切な作品)。最後の裁判のシーンも迫力があるし、親父と息子の関係も泣かす。詳述はしませんが。

初ポスト

久方ぶりにブログを再開。 きっかけは仕事中に携帯でYouTube繋いで町山智浩の映画批評をいつも聴いてるんだけど、それを頼りに今週末(ロングウィーケンド)に幾つか図書館で借りてきたDVDを鑑賞してその感想を書き留めておこうと思ったため。そんなに暇な生活でもないのでかなり適当な文章を書き殴ることになるであろうことをご了承ください。気が向いたら音楽や本の感想文も書くつもり。旅行紀なんかもいいな。言うだけならタダだ。