記念すべき第1回。あえて10点満点で得点つけます。えーと、8.5点ぐらいかな。
あらすじは省略。町山さんと宇多丸、両方のラジオ聴いたけど町山さんの方がおススメです。恋愛ものと言ってもラブラブな時代だけを描いたメロドラマのようなものではなく、付き合い始めたころから7年後のすれ違い、二人の間の溝が取り返しのないほど深くなっていく様を描いた映画。現在と過去を交互に見せるところがミソ。
現在の複雑な状況があるだけにロマンチックな出会いと二人が結ばれる経緯が泣ける。あらすじ聴いただけではわからんかったけど、娘さんは恐らく二人の子供ではないんだよね。
ケチをつけるとすれば…ひとつはラストシーンがちょっと中途半端。たぶん、別れることになるっぽいんだけどあまりにも唐突に終わってしまって「あれ監督、何か最後に言いたいことないの?」って感じ。もうひとつはどうせなら現在、二人の愛が冷めてしまっている理由と言うか背景をもっと詳しく知りたかったなー、と言うか。まあ、旦那さんが塗装の仕事してて奥さんが看護士だかでけっこうなステータスの差異があり、それが年月を経て軋轢を生んでしまったっていうのはわかってるんだけど。いまいち説得力に欠ける。
この映画を観てて思い出したのは『クレイマー・クレイマー』比べてどうこうってもんじゃないけど、こっちは10点満点つけます(基準は何回も見直せる、自分の人生における屈指の大切な作品)。最後の裁判のシーンも迫力があるし、親父と息子の関係も泣かす。詳述はしませんが。